2020/01/28 22:36



RNAウィルスの1属、「コロナウィルス」に感染した場合の基本的な症状は「風邪」であり、SARSMERSもほぼ同じである。

ウィルスは一般的に高い感染能力を有し変化が速い。

 

原理としては家を建てる木材などの材料の中へ、同じように材料として措かれた小さな小屋の材料が、家が完成するする際、一緒に完成して家の中に小屋ができるようなものであり、材料である為に完成形は決まっているようで決まっていない。

 

周囲の環境に拠って何にでもなれると言う性質が在り、繁殖と言う観点からすると、周囲に一番多く存在しているものへと流れていく可能性が有り、適合能力とその自由度は「生物」の比ではない。

 

初期段階で人間以外の小動物を宿主としていたウィルスでも、早ければ数日もしない内に人から人への感染能力を身に着ける。

少し前の伝染病研究では、細胞構造や遺伝子の関係から、動物を宿主としているウィルスは人から人への感染能力はないとされてきたが、少なくとも2000年以降の傾向を見るなら、これは単なる伝説に過ぎなかった事が実証されている。

 

コロナウィルスは簡単に性質が変化する。

初期感染能力が低かったものでも、数日後にはもう強力な感染能力を獲得している可能性が有り、風邪の症状も多様な事から、感染して発症する場合の症状には統一性が無く曖昧になる。

 

ただし、コロナウィルスは基本が「風邪」である事から免疫が確保され、必要な体力が備わっていれば感染しても死亡率は低く、逆に言えば免疫不全、栄養不足や体力が消耗された状態では感染率、致死率共に上昇する事になる。

 

SARSMERSでは致死率30%、10%と言う統計が取られているが、これは感染者の大部分が高齢者や子供の感染が多かったからであり、例えば流行性のインフルエンザでの致死率は1・8%から2・5%、大流行したスペイン風邪が2・5%くらいと言われている。

 

この事から突発性ウィルスであっても、コロナウィルスの感染者中の死亡率は3%を上限と考えるべきだが、日本のような高齢者が多い地域、北朝鮮や中国農村部などの貧しい国家や地域では、他の非高齢化地域や豊かな国家よりは決定的に感染率、死亡率共に上昇する。

 

また簡単に変化していくウィルスの性質が最も効果を得る人為的効果に付いて、独裁国家、隠蔽体質や、ごまかしの多い指導者が政権に有る場合、人為的な面からウィルス感染者が増大する為、中国はもとより国家的に貧しい北朝鮮、政治的隠ぺいやごまかしの多い韓国、日本などはウィルス感染率が高くなる恐れがある。

 

突然発生するウィルス感染の終息は、人為的努力で終息されたことは1度もない。

エボラ出血熱、H5N1SARSMERS、どれもが自然収束であり、勝手に収束して行って助かっているのであり、人間ができる努力は感染者を広げない努力だけだが、大方の場合、気が付いた時は感染が広がっている。


それと感染者数と致死率だが、悪戯に数だけを追って判断してはならない。

日本の人口は1千6百80万人、中国は非正規人口も含めると17億人だから、同じ割合の感染率でも日本で10000人なら、中国では150000人が感染し、その内致死率3%とするなら日本では300人、中国は4500人になり、しかもこれは平均値であり、現実の感染者数と致死率は場所や時間経過に拠って偏在する。

 

アメリカファースト、経済最優先の国際的風潮、これが盤石に見えた国際社会だが、天の采配とは恐ろしいものだ・・・。

まさかと思う時に、まさかの事がやってくる。

自身らを神と勘違いしていた政治指導者たちは、これを機会に自分が何者なのかを今一度省みるが良い・・・。

 

コロナウィルスは界面活性作用とアルコールに弱い。

これはその表面が脂質だからであり、人込みを避け、外から帰ったら石鹸で手を洗い、治療方法は風邪の諸症状に対する治療法が有効である。


ちなみにウィルスは生物への進化過程ではなく、元々生物だったものが生物の特性を放棄した進化形と言う事も、付け加えておこうか・・・。