2020/02/03 22:18
この数字は何だと思うだろうか・・・。
実は2019年の日本の死者数であり、毎月日本では113540人が死亡していて、毎日3785人が死亡している。
中国の人口は統計数値上14憶人に届いていないが、過去に施行された「一人っ子政策」期間中に出生した、表の統計に乗ってこない第2子、第3子の数が3億人とも言われていて、これを合計すると大体17憶人の人口とも考えられている。
その上で日本の人口に措ける死亡者数の比率で中国の年間死亡者数を考えると、18190000人、毎月1515833人が死亡していて、毎日50000人が死亡している計算だが、現実にはこれより遥かに多いかも知れない。
そして新型コロナウィルスでの死亡者数を考えると、これまでの死者数300人か400人と言う話であり、毎日50000人も死んでいる中、しかもインフルエンザも出てきている事を想定すれば、例え1日に1000人死んでいても国家存亡に関わる話ではないと思う。
統計年度によってはインフルエンザの死者数の方が多いという年も在るだろう。
コロナウィルスとはそう言う程度のものであり、混乱している中で死者の死亡原因がコロナウィルスか、インフルエンザか、あるいはその他かと言う、厳密な特定が為されていない可能性も考えられる。
感染後の致死率1%としても自然減衰率の100倍くらいなのであり、ウィルスは感染力が高まると毒性は薄れると言われているが、その原理は寄生する媒体を減少させない為に自然調整が働く為と言うものだ。
ただ、これは私見だが現実は違うと思う。
この考え方は確率論で、出てきていない確率を含めると異なった結果になると思う。
5回サイコロを振ったら2回5の目が出て、2回が4の目、1回が6だったからと言って、1の目や2の目、3の目が存在しないわけではない。
我々はまだウィルスというサイコロを、それ程多く振れていないから結果のようなものが見えた気になるが、ウィルスの変化は無限に近い。
たまたま今までがそうだからと言って、これから先もそうだとは考えない方が良いだろう。
またウィルスは高温多湿に弱いとする意見も出ているが、この考え方は危険かも知れない。
ウィルスは確かに少し気温が低くて湿度がない、日本の冬のような環境を好むが、その反対の状況に感染阻止力、治療効果がある訳ではない。
科学的な考え方を解りやすく表現するなら、縁結びの神社にお参りして恋愛の成就を祈願する反対の作法をすれば、DV男と別れられると言うものではなく、祈願の作法は同じで、願い事を変えなければならないと言う事に同じだ。
ウィルスを撃退するのは高温多湿ではなく、基本通り体力、免疫力と抵抗力だと言う事を忘れてはならない。
この前の記事ではマスク着用の事を書かなかったが、これには理由があった。
コロナウィルスは比較的大きい部類のウィルスだが、それでも主力が飛沫感染の場合、マスクではこれを防ぐことはできない。
結果から言えばマスク着用は意味がない。
しかし、人間の体は僅かでは有っても精神力の効果も否定できないものを持っている。
気分の問題として、マスクを着用していることで安心感が得られるなら、それもまた力と考えるのも悪くないだろう。
コロナウィルスの表面は油脂の膜で構成されているから、この破壊は比較的容易だ。界面活性作用、石鹸での手洗いは、それを行った部分に関しては間違いなく効果がある。
後はしっかり食事と睡眠を取って、不摂生を慎み、用事がなければ人混みは避け、ストレスの少ない暮らしを送ることだ。
我々は蜂と蟻では、羽を持つ蜂の方が進化しているように考え易いが、実は蟻の方が蜂の進化形である。
強固な社会システムを構築した蟻にとって、羽は邪魔になったのである。
同様の原理でウィルスはもともと生物だったものが、寄生と言う特化能力を増大させた結果、生殖と自分で栄養を取得する能力を放棄した、つまり「生物」で在ることを放棄した、生物の進化形なのである。
カレーライスで言えば、玉ねぎ、ジャガイモ、肉、ニンジンが揃っていて、これがカレー用に調達された、やはり玉ねぎや肉などに紛れ込んで、カレーができたと思ったらシチューになっていたり、或いはそんなつもりではなかったハヤシライスができてしまう、そう言う原理のものなのである。
従って初めから生きていないウィルスを殺すことはできないのであり、どこまで行っても慣れるしか方法がないのである。