2021/01/27 19:04



かつて夢みたものは、それが叶ったのではない。

それらはみな、辿り着いたら崩れ去った・・・。

夢を一つずつ瓦礫にしながら、今もその崩れ去ったものの上に立つ。

あの山の向こうに何が在るのか見たい・・・。

いつもそう思っていた。

蒼天を行く一塊の雲となって山を越えてみたかった。

いつしか語るべき未来より、語ろうとしたがる過去が大きくなっていた。


だが、私は見たい・・・。

この先に何が在るのか、誰が待っているのか・・・。

それが知りたい。

だから、求めるのでは無く、私が行く・・・。

                                                                         old passion