「珠洲市震源地震に関して」 | 古典漆芸技術 夏未夕漆綾

2021/09/16 20:17

「能登半島珠洲市で頻発している小規模地震に付いて」

 

1990年の損害保険各社マニュアル、この中で能登半島の災害保険料率を見てみると、その危険度は非常に低いものとなっていた。

 

実は能登半島を震源とする震度5以上の地震は、記録上1993年まで1度もなかった。

過去に津波被害をもたらした地震でも、その震源は全て能登半島以外の震源地震に拠るもので、能登半島を震源とする大きな地震発生の観測記録歴史は、1993年2月7日22時27分に発生した、能登半島珠洲沖地震から始まった。

 

この地震は輪島で震度5,金沢、富山で震度4を観測し、地震範囲は中国地方から東北にまで及び、死者はなかったが損壊した一般住宅22棟、トンネルなどの道路崩壊141個所、けが人は29名だった。

 

また当時観測機器の不備から、震源に近い珠洲市の震度が正確には残されていないが、金沢大学理学部 河野芳輝、石渡 昭教授の調査資料には、珠洲市の震度は6だったのではないかとの推定が為されている。

 

日本の地震が巨大化、震源のカオス化を起こしていく分岐点になる地震は、1995年に発生した阪神淡路大地震からだが、この前哨として、過去に一度も震源としての記録が無い能登半島を震源とする、1993年珠洲沖地震が存在している。

河野芳輝、石渡 昭両教授は珠洲市沖で北側に3点、北西側に3点の海底地質調査を実施しているが、明確な断層の所在には言及していない。

 

ただ、2021年から始まってきた、石川県能登半島珠洲市を震源とする小、中規模地震に付いては、河野芳輝、石渡 昭両教授が行った調査点を、それぞれ直線で結んだ交差点付近が震源になっている。

 

「1993年珠洲市沖地震の2年後、阪神淡路大地震が発生し、2007年の能登半島地震、中越沖地震の4年後、東日本大地震が発生している。

能登半島の地震が、その後の日本に措ける巨大地震の、一つのターニングポイントになっている側面がある」

 

今後共、珠洲市を震源とする地震を注視していきたい。

 

 

「参考資料」A

 

「1993年能登半島地震地震、金沢大学理学部調査報告書」

 

 

「夏に出芽する広葉樹」

 

2021年7月22日、石川県輪島市三井町仁行保勘平地内において、周辺のケヤキの殆どから、春に新芽が出たにも関わらず、この猛暑期に沢山の新芽が出ている現象が確認された。

 

またこれと同時に、同地域の狭い範囲で桃、柿、ぐみ、桜などの広葉樹も、その上層部が全て新芽で覆われると言う現象が確認され、同地区に60年、70年と住んでいる付近住民が首を傾げている。

 

穴水町森林組合に、この現象を問い合わせたところ、ケヤキに関しては暑い日が続く場合、弱った葉を落とし、夏に新芽を出す事があるとの回答を得られたが、特定の地域で樹木の表面が覆われるほど、大量広範囲に新芽が出るケースは珍しいとの事だった。

 

広葉樹における現象に付いては、石川県自然史資料館、中野学芸員の解説によると、例年でも広葉樹は春から夏の期間、長い時間をかけて新芽を補充、または樹木に寄生する虫の影響から、夏に新芽が出るケースが有るとの回答を得られたが、こちらも狭い地域で、夏にあらゆる広葉樹が一度に新芽を出すケースは記録がないとの事だった。

 

範囲に付いて、三井町の狭い地域だけなのかと言う点では、珠洲市から能登町にかけて、複数の地点で同じ現象が見られ、一部の造園業者は害虫に春の新芽を食べられ、その結果夏に新芽を出しているのではないかと話している。

 

同様の所見は石川県自然史資料館、中野学芸員も指摘しているが、金沢では今年、街路樹のケヤキがやはり春の新芽を害虫に食べられ、一度新芽が出た直後に再度新芽を出したケースが有ったとしている。

 

これらの専門家の意見を総合すると、広葉樹に寄生する害虫の地域的異常増殖が出現している可能性が高いが、いずれにしても能登半島には広葉樹の害虫を研究している専門家がいない為、はっきりとした原因究明には至っていない。

 

この天候不順と夏の盛りに色鮮やかな新芽を吹く樹木、珠洲市では小さな地震も続いる。

曇天の空を見上げる住民の顔にも、一抹の不安の色が隠せない。

 

参考資料B

 

この2つの記事は2021年8月16日、地方紙に参考資料として提供したものですが、その後も珠洲市の微震は続き、2021年9月16日、18時44分に震度5弱の地震が発生しました。

この震源付近は冒頭の金沢大学の資料でも出てきますが、震源付近の最大震度は6が想定されています。

 

今後も引き続き注意してお過ごしください。

尚、1993年を例にするなら、福岡県北部玄界灘、中越沖地方の方は3か月から5か月後、比較的大きな地震の発生の確率があります。

特に玄界灘でのそれは震源付近は震度7が想定されますので、日常の細かな変化に注意してお過ごしください。

 

[保勘平宏観地震予測資料編纂室] 第4019号公開通知

資料編纂責任者 浅 田  正