2022/07/22 20:45

「水色のゼリー菓子」

もう10年にもなるだろうか、能登島のガラス工芸工房で修行を終えたばかりの若い女性と数回作品展をさせて貰った事が有り、それ以降連絡がなかったが、数日前に久しく電話が有り、「金継ぎ」(きんつぎ)を教えて...

2022/07/22 20:43

「堅き門」

日本国憲法と大日本帝国憲法、つまり太平洋戦争後の日本の憲法と、太平洋戦争以前の日本の憲法の決定的差異は、政府権限、或いは政府裁量を制限する幅の違いに有り、政府国会、民衆、天皇の関係に措ける序列手続...

2022/07/22 20:40

「真実と現実」

「時間」と言うものには大まかに2つの概念が有り、1つは地球の自転速度を均等分割した「時間」と、もう1つは環境に措ける相対的時間と言うものだ。凡そ200年ほど前の日本の時、「一刻」(いっとき)の概念は...

2022/07/22 20:37

「One for all all for one」

用語的には一応分類されているものの、基本的に全体主義と社会主義は同じものである。その差は何を崇拝するか、信じるか、目的とするかと言う事に過ぎない。社会システムを権利と義務で縛れば「社会主義」で有り...

2022/07/22 20:34

「国家再生の覚悟」

権威とはそれを振りかす者の上には存在できず、権威を振りかざす者はその権威を貶める者となる。従って権威とは一方向の流れしか持たず、その流れとは権威を持たぬ者から、或いは権威によって被る事の有る者から...

2022/07/22 20:30

「地震予知」

最大余震の発生は本震発生の一ヶ月以内が最も多いが、その地震エネルギーの質、例えば震源が深い場合など、最大余震は2年後に発生する確率も高くなっていて、余震と見られた地震の方が規模が大きくなる場合すら...

2022/07/22 20:29

「マルチシート」

里芋は種芋、若しくは苗を植えてから収穫出来るまでの期間が比較的長い芋で有る。この事から里芋は水管理や施肥、畝の上げ直しはもとより、芋畝の除草にも大変手間のかかる芋で有り、山村の伝統的な除草方法は、...

2022/07/20 19:27

「回答書簡・7」

兎は後ろ足が長く前足が短い。だから兎を追う時は山の上から下に向かって追い落とすと、慌てて走れずに転がって行く。それを山の裾で待っている者が捕まえると容易い。だがこれは決して兎だけに限らず、人間でも...

2022/07/20 19:22

「回答書簡・5」

尊敬と言う言葉が有るが、ではこの尊敬は人から押し付けられて持つことのできる気持ちだろうか、若しくは罰則を付加して、その罰則を根拠に「尊敬しろ」と言われてどうにかなるものだろうか、それはできまい・・...

2022/07/20 19:18

「回答書簡・4」

おかしなものだが、この世界は全て現実に対し、それを処理打開して行かなければならないにも拘らず、人間はどうも感情をしてこれを考えてしまう。現実には意思はなく、それはひとえに環境と言うものであり、この...

2022/07/14 08:56

「国定信用貨幣論」

かねてより金銀の産出量低迷が常態化し、市中に小判や銀貨の流通量が低下、その上に制限のない将軍家の散財、人口が増加し、経済規模が拡大しようとしていた江戸は経済危機を迎えていた。 ここにその抜群の...

2022/07/12 10:24

「時系列的整合性の欠如」2

酒と女には気を付けろ、宗教や政治、応援している野球団の話はするな・・・。 今から40年前、自分が商いを初めた時、師匠とも呼べる方から言われた事だが、野球団がサッカーチームに変わったくらいで、今...

2022/07/12 10:20

「時系列的整合性の欠如」1

人間にはズレがあり、このズレは何を起点としているかと言うと、その起点すらもはっきりしないが、若干の違和感にして深く、大した事ではないにも拘わらず、常にひっかかるズレが在る。 しかも多くの人間は...

2022/07/09 19:21

「重複徴収社会」

国家と経済の関係は本来相互不干渉、若しくはできるだけ国家が市場という民衆経済に介入しない事が望ましく、国家が市場経済に干渉すればするほど、経済的困窮者から順に事実上の重複徴収現象に見舞われ、富める...

2022/07/06 19:53

「組織力の上限」

10人の人がいて、その10人で何事かを為す時、為されるべき事の速さ、正確さ、重きは、10人の中の最も力無き者が為す範囲を上限とする。一つの組織を知るとき、該当する組織で一番仕事が遅く、かつ事情を抱...