2022/08/02 06:35

「市場に流出する税制」

われわれ一般大衆は基本的に生涯に措いて得られる所得(恒常所得)と将来世代への遺産、つまり子や孫へ残す遺産などを考えて、現在の消費や貯蓄を決定している。だがここで政府が一定の政府支出増加に伴い、その資...

2022/08/02 06:33

「おもてなし経済社会」

東京は一番大きな「田舎」で有り、従って現在地方で起こっている問題が一番最後に巨大化して発生する事になる。日本の地方経済と言うのは第一次産業から第二次産業の生産基盤が有って、そこから第三次産業が存在...

2022/08/02 06:30

「これまでも、今も、これからも」

もはや何も言いたくないが、これも日本民族の上に横たわる運命と言うものだったのでしょう・・・。そもそも今回の候補3国はそれぞれにオリンピックと言う、或る種の理想や希望を世界に与えられる国では無く、特...

2022/08/02 06:28

「懐かしき瞳」

その男はかつて私が友と信じた男だった。彼は私の家が門徒となっている寺へ、関西で修行を終えた後婿入りしてきたのだが、当時年齢も近かった私達は共に絵や陶器が好きだった事も有ってすぐに仲良くなった。そし...

2022/08/02 06:26

「礼節をして世を開く」

一方ネット社会によって到来した情報の即時配信傾向は情報の質を低下させ、一つ一つの情報が民衆に及ぼす影響期間を著しく短くした。これによって情報が流れる速度は1980年代とは比較にならないほど加速が付...

2022/08/02 06:23

「対立の構図」

日本も中国も韓国も北朝鮮も基本的にはまだ第二次世界大戦が終わっていない。それぞれの国が総括を先延ばしし、或いはそこから発生した恨みを元に頑張り、独裁体制の維持の為に対立を作り、国家体制批判をかわす...

2022/08/02 06:20

「混沌の速度」

静かな部屋でエアコンのスイッチを入れ、冷たいビールを飲んだとしようか、実はこの瞬間にも「混沌」は発生し始める。少し前の「濃度の逆べき分布」で出てきた「ローレンツ・アトラクタ理論」では、物体が3つ存...

2022/08/02 06:18

「最後の一服」

物を生産販売する者はそれが高く売れる事を目標とする。一方、物を買う側はそれが安く買える事を望むのが道理で有り、ここに物を巡ってそれを生産販売する者と買う側には対立が発生するが、この両者の調整は需要...

2022/08/02 06:16

「消極的排除」

多数決の意義は数の多くをして少なき意見を抹殺するに非ず、少なき意見を多数の中にどう反映させるか、その事が多数決の本義となる。しかし律令制度の仕組みが長く続く日本に措いては、どうしても事の善悪より先...

2022/08/01 19:36

「視覚の彙性」

蒸し暑い夏の日、涼しい風が通る縁側で、素麺などを喉に流し込むのは至福の時と言うものだが、近年流行の観光地の流し素麺などはどうも頂けない。沢山の人が流れてくる素麺を狙うあの殺気だった人間模様と言うか...

2022/08/01 19:33

「比較劣勢競合社会]

1990年、事実上バブル経済が破綻した日本は法や思想が厳しい現実に追い付かなくなり、ここにあらゆる価値観が不安定となり、より惨めなもの、小さな事、劣勢なものを競う「価値反転性の競合」へと向かって行...

2022/07/29 20:15

「明るい太陽の下」

午前4時13分・・・。私はよほど疲れていない限りこの前後数分の間に目を醒ます。そして何で目が醒めるかと言えば「自分は何をしているのだろう」と言う漠然とした、しかしどこかで確かな「虚無感」である。今...

2022/07/29 20:14

「濃度の逆べき分布」

「ローレンツ・アトラクタ理論」でも示されているように、コンピューター解析による気象予測は事実上不可能である。これはその初期に入力される僅かな誤差や端末微細データの入力省略によっても結果に大きな違い...

2022/07/29 20:12

「腐って落ちる」

遅れてしまった道路沿いに有る田の畦(あぜ)の草刈を急いでいた私の近くで、どうした事か「乗り合いバス」が停車し、中から少し山手に入った所に住んでいる知り合いの婆ちゃんが降りてきた。そしてこの近所に住...

2022/07/29 20:10

「虚を狭める」

この世は終わってみればまるで夢、幻の如く虚しい。人の生きていた事など10年を待たずして忘却の彼方に追いやられ、その意味は全く存在しない。が、その虚しいこの世、この命でも餓えれば辛く、傷を負えば痛い...