2022/10/23 14:00

「第二文化大革命」

かつて見た事もない異常な光景だった。 2022年10月22日配信された中国の共産党大会閉幕式での事、中国共産党としては異例の、3期連続国家主席在任が決定した「習近平」主席の隣に座っていた「胡錦涛」元国家...

2022/10/21 10:18

「無制限金融緩和からの脱却」

もし其の国家の経済が閉じた状態で、人口に対する資源、食料自給率が100%であると仮定するなら、インフレーションが発生する原因は経済の拡大、人口の増加と言う事になり、逆に同条件でデフレーションが発生...

2022/10/17 20:53

4「民衆の声と無言の天皇」

太平洋戦争で日本の敗戦が決まった時、アメリカがその復興と統治に関して専門委員会を設立し、そこで採択された仕組みが現在も日本の政策の根幹を為しているものが有り、その代表的なものが税制委員会と法制度審...

2022/10/17 20:51

3「机上の権利」

実は集団的自衛権と言う日本語は存在しても、厳密な集団的自衛とその権利とは比較理論上のものである。集団的自衛権と言う言葉が始めて出現するのは1945年、国際連合憲章第51条に定められた権利だが、事の...

2022/10/17 20:50

2「集団的自衛権」

集団的自衛権と言う概念は独立国家軍の概念である。独立国家軍として同盟国の危機に際し、これを救済、援助する概念のない集団的自衛は力の不均衡から発生する、状況的に押された準強制であり、こうして派兵した...

2022/10/17 20:48

1「国防とは何か」

日本国憲法第9条2項が存在する限り「自衛隊」の存在は違憲状態である。この意味では日本は例え国防と言えども、武力を持つことが出来ない日本国憲法が制定された当初、アメリカが概念する日本の国防は「小事」...

2022/10/15 19:56

「片翼の折れた自律分散システム」

インターネットシステム中の情報で、自然発生的に出てくる増殖、集中は個人の情報検索がキーワードに従って集中し、その原初は僅かな突起だったものに次々検索が引っかかって成立する。その原初の突起をnode(ノー...

2022/10/15 19:54

「溶融する国連」

権力は集中と分散を繰り返すが、この原因の一つに権力を担保する「権威の公平性」が有り、権威は暴力によっても成立するが、あらゆる統治手続きを暴力で為し続けることは、平和を維持する事と同じように不可能な...

2022/10/11 20:44

「f分の1で呼吸を吐く」

肺の容積の85%を占め、成人一人当たりの総表面積が100平方メートルにも達する「肺胞」の機能は、静止している状態ではない事から、常に微弱な収縮と拡大を繰り返しているが、平均値は存在し、従ってこの平...

2022/10/11 20:42

「お瑕疵祭り」

英語などのグローバル言語が日本語や他の独自言語を侵食する過程で、侵食したローカル言語の影響を受け、また一般化して肥大したグローバルの中で価値が絞り込めなくなり、ローカル言語の非常にローカルな慣習や...

2022/10/08 19:43

「液体が流れる」

「臣」と言う文字の象形式は人間が伏目がちに下を向いた、その目の形を現している。君主の前でかしこまっている状態を指し、「臣」と「臣下」は同じ形を自己に近いところから見るか、それとも「他」に近い概念か...

2022/10/05 19:39

「楚王のリスク管理」

中国古典「説苑」の「楚、壮王」のくだりに、少し面白いエピソードが乗っている。ここでは位の高い女給に対し、セクハラをはたらいた男と、それを処する壮王の話が出てくる。宴会の席で蝋燭が切れてしまい、室内...

2022/10/05 19:37

「反転逃避美意識」

名称は伏せられるが実在する地域で実際に有った話として・・・。商工会議所が会議所会員の事業者に対して独自の景気判断アンケートを行った結果、そこでは事業者から行政の恣意性に対して厳しい意見が多数寄せら...

2022/10/05 19:35

「分裂統合症候群」

Aと言う人と話している時、Bと言う人と話している時、更にはAとBに自分を加えた3人で話している時の自分は必ずしも一致したものではない。Aには話せてもBには話せない事も有り、AとBが同時に目の前にい...

2022/10/05 19:33

「未来の為に言葉を使う」

もう30年も前の事になるだろうか、わたしは日本と韓国の青年が交流する為の企画会議に出席したが、その動機はこれから日本はアジア各地の国と協力して行かねばと思う高邁なものだったにも拘らず、実際には交流...