2023/01/26 19:33

「苦労のない金の消費」

2014年10月30日、第一次安倍内閣で官房長官を務め、その後財務大臣も経験した与謝野薫(よさの・かおる)氏が奇妙な理論を展開していた。消費税10%増税の予定通りの実行と日本銀行の金融緩和政策の批...

2023/01/26 19:31

「エボラウィルス属」

モノネガウィルス目のウィルスは、分節しないマイナス鎖RNA形態が多くなるが、一般的にこの目のウィルスは人、霊長類に対する感染能力が突出している。麻疹、狂犬病などを初め、ここ100年の内に発見され始...

2023/01/23 18:54

「自然法の逆戻り」

完全な理解が現在では失われたヘレニズム哲学(紀元前300年頃)の一つ「ストア哲学」は、この後発生した初期キリスト教の中に全人類同胞思想、世界市民主義の原初形思想を形成し、この思想がやがて中世ルネッ...

2023/01/23 18:40

「平和憲法」

日本国憲法の規定を詳しく見てみると、刑事手続きの基本原理である33条から39条に見る限り、比較的詳細に定められているが、それ以外の規定は随分と抽象的かつ、憲法制定時の概念とは異なる解釈が増加してい...

2023/01/23 18:36

「十字軍の轍を踏むな」

イスラムの教義はその初期とても寛容なものだった。ユダヤ教が他の一切を認めなかったのに対し、一定の税の支払いや条件を満たせば他宗教も容認するほどの広さを持っていた。また今世紀には突出した感の有る女性...

2023/01/23 18:34

「四輪ドリフト」

農作業の合間、煙草が無くなったので、ほんの数キロ離れた自動販売機まで、制限速度ギリギリのスピードで軽トラを走らせていたが、ふとバックミラーを見たらこの軽トラにギリギリまで車幅を詰めて来る白のトヨタ...

2023/01/23 18:33

「山際のあぜ道」

強い西日を浴びていると暖かいが、それも夕方近くになると翳り(かげり)が大きくなり、幾ばくかの肌寒さはまた僅かな寂しさを呼び、遠い子供の頃の光景が脳裏をよぎる。父も母も元気で、私達兄弟もこの田で刈ら...

2023/01/23 18:31

「中心気圧900hp」

台風が日本に上陸後、中心気圧の勢力が下降し、やがて温帯低気圧になると考えている人が多いかも知れないが、台風(熱帯低気圧)と温帯低気圧の差はエネルギー発生の質が異なったと言うだけであり、現実のエネル...

2023/01/23 18:30

「私は旅をしている」

人は厳密な現在(いま)を生きられない。必ず少し先の未来を思いながら現在が量られ、ではその未来は何から来ているかと言えば現在の状況から来ていて、未来の予想とは過去の経験や知識から来ている。つまり我々は...

2023/01/23 18:28

「片務最恵国待遇]

「Most favored nation treatment」、通称「MFN」、日本語で言うなら「最恵国待遇」と言う国家間の、主に関税に関する制度が存在するが、この制度の初源は「誠意」のやり取りに関する慣習である。2国間、或い...

2023/01/23 18:26

「畏れ」

平安時代、貴族達の別邸が建てられた京都府西部「嵐山」、現在の区割りとは少し異なるものの、彼等が建てた別荘のすぐ後ろの山は既に「魔界」だった。往路にすら死骸が転がる時代、夜ともなれば平安京そのものが...

2023/01/23 18:24

「任意注意情報」

2014年9月30日、午前9時40分前後、北陸地方の一部で空から雷のような音が響く現象が2回確認される。同時刻に同地方に雷雲はかかっておらず、飛行機等の加速震動とも明確に異なる音で有る事を複数の人...

2023/01/20 18:01

「脳は最後に死を肯定する」

臨死体験の初期段階で発生する「幽体離脱」、病院で自身が危篤状態にある姿を、自身がその部屋の天上付近から眺めている状態、或いは「金縛り」の最終段階に措ける「幽体離脱」でも、この視覚的情報は第三者が共...

2023/01/18 17:41

「魚と地震の迷信」

1896年3月末、三陸海岸のあちこちでウナギの死骸が大量に打ち上げられ、この現象はその後間隔を置きながら3カ月続く。そして1896年6月15日、三陸地震が発生、津波の波高は最大36mにまで及んだ。...

2023/01/15 18:50

「弁当と弁当箱」

平安時代、旅をする時持ち歩かれた「干し飯」(ほしいい)は確かに日本の弁当の起源と言えるが、おにぎりは弁当として用いられていなかった。この時代の主食である米の摂取形態は干した米、或いは蒸した米を水や...