2023/03/06 19:07

「0と空白」

10進法の起源は人間の指の数に由来するとされ、それゆえ世界各国に古くから知られていたが、基本的にこれは言語に相当し、例えば日本語の平仮名を一つの単位として位置が上がっていく記述法を用いるなら50進...

2023/03/06 19:05

「母と子へ」

追い詰められた鼠のように暗く儚い目をして、苦く(にがく)歪んでいるだろう顔・・・。君はそんな私を見て笑ってくれるか・・・。そこまでの笑顔を私にくれるか・・・。両手は裏切りと血でまみれ、絶望と既に死...

2023/03/06 19:03

「認証性決済」

何か物を買った時、その代金の支払いは原則同時交換だが、取り引きの形態が安定し尚且つ相互に信用が発生すると、代金の決済に時間的幅が設定される状況が生まれて来る。これは物を買った者、それを販売した者相...

2023/03/06 19:00

「怠惰な食物連鎖」

日本人なら誰しもが知っている童謡「ふるさと」、この歌詞の中に出てくる「うさぎ追ひしかの山」のうさぎは何故追われているかと言えば、「捕まえて食べられる」為である。昭和30年(1955年)くらいまでの...

2023/03/06 18:58

「所得の概念」

決して存在する事の無い「絶対価値」を仮定して需要と供給、そして所得との関係を見るなら、例えば景気が良くなって賃金が上昇した場合は「貨幣に拠る所得の上昇」が発生し、世の中の物価が下落して行った場合「...

2023/03/06 18:56

「記録情報」

震度1、若しくはそれ以下の微震が連続する場合、発生している微震の震源地付近は60時間以内に震度5弱以上の地震の震源となる可能性が高い。神奈川県西部地域では昨日6月29日12時を起点として、本日6月...

2023/03/06 18:55

「水で火を燃やす」

財政の概念は本来政府の経済活動を意味するが、民間経済活動への非干渉、或いは公共と言う見かけ上の公平性に鑑みるなら、政府単独の経済活動は自由経済の概念に相反する。この為一般的に財政とは政府の活動に必...

2023/03/06 18:53

「二冊の本」

東京工業大学の教授なども歴任した「関英男」(せき・ひでお・1905年~2001年)工学博士がその複数の著書、または談話中で引用していた2冊の変わった本が有る。今夜はこの2冊の本を巡るエピソードに付い...

2023/03/06 18:52

「平等の破壊」

500万円を持っている人が6人、200万円を持っている人が2人、10万円しか無い人が1人、1万円札一枚しか持っていない人が1人の、合計10人が会派を作ろうとした時、会費の設定額で500万の人は5万...

2023/03/06 18:50

「みんじゃ・おつぎ」

過去、台所や台所の周辺を意味する地方言語は、少なくとも14くらいは存在したものと考えられているが、昭和末期まで残っていた言葉に「みんじゃ」と「おつぎ」と言う言葉があり、このうち「みんじゃ」は現在で...

2023/03/03 18:48

「優先性・優位性モジュール」

例えば同じ大きさの赤い丸と、白の四角形がランダムに点在する画面中で、赤い四角形が一つだけ入った場合、この赤い四角形を見つける為に要する時間は、ランダムに入っている赤い丸と白い四角形の数によって決ま...

2023/03/01 18:22

「韓非子の山」

高い山に登って眼下を眺めると大変心地良く、また下に広がる景色に、人の世の暮らしの何とささやかな事かと思う。が、実は人の世は平地にいても高い山にいても同じであり、それを小さく感じさせているものは「山...

2023/03/01 18:21

「それは始まっている」

因果律に措ける因と果は基本的にはひとつの流れで有り、これに境界を観る事は難しい。人間は結果を一つの独立した形として認識する場合が多いが、結果に至るまでに既に結果の60%から70%が完成されていて、...

2023/02/27 19:48

「傘を差す」

ストレスは外的要因、心的要因のどちらでも発生するが、人科生物ではストレスが無い状態の時、自身が理由も無くストレス要因を作る、比較を行いストレスを探すと言う行動を起こす場合が有る。この事から適度なス...

2023/02/27 19:46

「調和の限界」

水の入ったバケツにサラダボールを浮かべ、それを手で押してやると、サラダボールを押した力に比例してバケツの内側の水位は上昇する。サラダボールがそれまで水が占有していた場所を新たに占有し始めた結果、力...