2019/04/15 06:32

「元総理の涙」・1

2006年7月1日死去した元内閣総理大臣「橋本龍太郎」は、その死の間際まで自身が内閣総理大臣の職責期間中に成立させた「消費税」に関して、後悔していたと言われている。クールな表情からは伺い知ることは...

2019/04/14 06:56

「光が闇を作る」・2

「みんな頑張っているんだよ、そんなことが発覚したら寄付が減るかも知れないし、ボランティアも疑いを持って見られてしまい、結局この地域の復興は遅れる」「今は小さなことは我慢しなければいけない」こうした...

2019/04/14 06:51

「光が闇を作る」・1

人間の世に完全なる「善」は存在できず、同じように完全な「悪」も存在できない。これらを成し遂げたかに見えた者たちは、その自身の内でこれらの命題と壮絶な闘いを続け、そして何とかその命の尽きるまではこれ...

2019/04/13 06:47

「言葉には意味が無い」

組織運営、これは企業でも同じだが、もしその組織で情報の漏洩が感じられた場合、その情報が敵やライバルに取って有利になるものでなければ放置しておくと良いが、機密情報が漏洩する場合の管理方法は比較的容易...

2019/04/12 06:33

「視覚と記憶」

例えば春、菜の花の咲く河原辺を歩く男女二人の中学生がいたとしようか・・・。卒業式を明日に迎え、互いにもうすぐ訪れるであろう新たなる船出と、それに伴う別れに際し、思いのたけを一言伝えんと思うも、意識...

2019/04/11 06:22

「国会の責務」

大日本帝国憲法、つまり太平洋戦争以前の憲法の規定では、もし次年度国家予算がその年度内に成立しなかった場合、前年度の国家予算を暫定予算として執行することが可能だった。しかし戦後の日本国憲法の規定では...

2019/04/10 06:39

「消失する炎」・2

ただ癌治療に措いて、特にステージが進行している方については、近代医学、薬学療法は間違いなくそこに「完治」が目指されていないことから、症状の緩和、延命と言う療法であり、ここではいずれかの時点の「死」...

2019/04/10 06:37

「消失する炎」・1

山火事の鎮火について、例えば長い間乾燥した期間が続き、燃えやすくなっている状態では火事は中々消えないが、こうした状態で時々突然火事が自然鎮火していくケースが存在する。また「空気感染」と言う絶対的な...

2019/04/09 06:50

「権威の散逸」・2

中国はこれから先も食料調達を進めないと国民を食べさせることができない。つまりは食料を買い集めて国民に分配しなければ、権威である「政治」に対する不満が増大し、これまでも権威の最終手段である「暴力」で...

2019/04/09 06:46

「権威の散逸」・1

自分以外の者の反対を強引に封殺し、自分の意思に従わせる能力、若しくは従わせることのできる力を「権力」と言うが、この権力はその力の強弱によって影響力を持つに非ず、そこには被権力者が、その権力が正しい...

2019/04/08 06:46

「自律分散システム」

鳥や魚などの生物が群れとしての行動を取る時、ここには群れを先導する自律的な一部のグループと、近くを移動する同じ個体生物の動きに追随する、他律的な行動を示すグループの2種が形成されるが、ここで注目す...

2019/04/07 05:52

「陰徳」

治於神者 衆人不知其功 争於明者 衆人知之 「墨子」(神に治むる者は 衆人その功を知らず 明に争う者は 衆人これを知る) 昔、中国の「魯」(ろ)と言う国に「公輸般」(こうしゅはん)と言う天才的な技術者...

2019/04/06 05:01

「常温核融合」

一般的に「核融合」と言えば、高密度、高温高圧条件下に措いて原子核と原子核をぶつける、いわゆる「熱核融合」のことを指すが、この核反応からエネルギーを取り出そうとする必要性から「核融合炉」が生まれ、現...

2019/04/05 07:05

「対立の調整と平等」

政治とは「対立を調整する技術」である。従ってそこに公明正大、人間的な道徳観は必要が無く、個人の人格も必ずしも高邁なものである条件は付加されていない。例えば市場で毎年生産量が少ないサクランボは市場で...

2019/04/04 05:52

「相互確証」

1960年代から現在に至るまでのアメリカの相互核抑止戦略には、その初期段階に「相互確証破壊戦略」と言う核兵器に対する思想があり、これは核戦略の原型となるモデルだが、「MAD」(mutual assured&n...