2018/08/27 05:25

「青い空は少し悲しくて・・・」

「その企画では、だめだと思います」「○○さん、それはどうして」目が大きくクリッとしていて、少しきつい感じはするが、口元がきりっと結ばれているときの彼女の顔は、可愛いというよりは綺麗だったし、身長こそ...

2018/08/26 04:37

「ミンミンゼミの鳴く頃に・・・」

ぎらつく太陽、歩くと逃げていく舗装の水・・・。頭上の小枝からはそれに追い討ちをかけるように「ミーン・ミンミンミンミ~」とけたたましい勢いで蝉が鳴く・・・。何とも夏らしい風情だが、実はこのミ~ンミン...

2018/08/25 04:58

「戦争と平和」

平和と言う言葉は戦争と言う状態に対して、その対語として存在するもので、人間はこれを明確に概念として頭の中に描くことは出来ず、これをして言うなら戦争と言う現実は存在しても、平和と言う現実は戦争ではな...

2018/08/24 05:40

「共存」

2008年9月25日、1度絶滅した朱鷺(とき)がついに日本の大空を舞った。関係者は長年の苦労に涙を流して感激し、多くの見物人もこれを喜んで眺めた。ニッポニア・ニッポン、学名でも日本を代表するこの鳥は...

2018/08/23 05:51

「神の手」

第一次世界大戦が始まって間もない頃の1914年8月23日、圧倒的軍事力を誇るプロシア(ドイツ)軍と戦っていたイギリスとフランスの連合軍は、ついにベルギーのモンスで完全にプロシア軍に包囲され、ここに引...

2018/08/22 06:57

「東京コレクション・Ⅱ」

また「FI世代」とは口コミ世代、つまり携帯を媒介として広がっていく、20代から30代前半の若い女性を指した言葉で、蛯原友里や、押切もえなどはまさにこの世代を代表しているが、FIのFはfe_Male(女性)...

2018/08/21 07:32

「東京コレクション・Ⅰ」

ジュルナル・デュ・テキスティル、これはフランスのファッション業界紙だが、この雑誌の数年前の人気投票によると、ベストテンに入っている日本人のデザイナーの少なさが目に付く。2006年に山本輝司がバイヤ...

2018/08/20 05:48

「古徳」

人はそれぞれ大きな欠点がある。その第一の欠点は「おごり高ぶる」ことであるが、このことについては仏典の中でも、他の書物でも同じように注意を与えているが、儒教の書に「貧乏な暮らしをしていても、おべっか...

2018/08/19 08:18

「言葉の崩壊と肉体の復活」

視覚は確かに絶対的な情報であることに違いない。人類が二足歩行を始めて以来、いやそれ以前から生物が持つ情報収集能力と、それを解析するシステムは、「視覚」をその情報と言うものの頂点に位置させて発展して...

2018/08/18 07:25

「転校」

数年前のある日の事だが・・・・。「おお、景気はどうだ」「いやー散々だな」こうした挨拶が当たり前になってきたが、日曜日、久しぶりに知り合いのところへ遊びに行っていたら、そこの子どもで小学4年生の女の...

2018/08/17 05:32

「状況の尊重」

書は體を現し、體は心を映す。現在ではパソコンのワードが主流になってしまったが、文字と言うのは文字そのものが最も大きな意味を持つ一方、それが書かれた状況と言うものも書体の端々に現れ、それは心情のみな...

2018/08/15 05:20

「終戦詔書」・2

昭和20年(1945年)7月16日、実はこの日、世界で始めてアメリカが原子爆弾の実験に成功した日だが、この翌日から開催されたポツダム会談は、事実上日本をどう処理するか、つまり戦争を終える機会を失っ...

2018/08/15 05:17

「終戦詔書」・1

                                                     &nbs...

2018/08/14 05:31

「東条英機」終章

総理が小磯国昭に変わってから、戦局はさらに悪化の一途を辿り、昭和20年に入るころには、日本軍は半ば投げやりとも思えるような、作戦ばかりが目立つようになっていった。やがて4月、今度は大日本帝国最後の...

2018/08/13 06:51

「東条英機」第三章

禿頭、口ひげ、ロイド眼鏡に小柄な東条の声は甲高く、まじめ一筋、法に照らし合わせて一切の妥協が無いその有り様は、ともすれば人に冷たい印象を与え、多分こうした人間と言うものは余り人気が無いものだが、不...