2018/04/27 05:15
私がむかし知っていた人で、男性だが彼はハイヒールの収集をしていて、陳列棚を作って、そこには基本的には赤と黒のあらゆるハイヒールが片方ずつ並べられていたものだった。それは見るからに...
2018/04/26 05:24
若い頃、女にモテたいが為にギターを練習した者も多い事とは思うが、多分に漏れず私もそのような不純な動機でギターを練習したものの、結局モテる事も無かったゆえギター練習も途中で投げ出してしまった。しかし...
2018/04/25 05:51
時は文化13年(1812年頃)の江戸、9月とは言っても残暑きびしい毎日、寝苦しい夜が続いていたが、この年こうした暑さにはぴったりな、何とも不可思議な話が江戸の町をかけめぐり、両国橋に並ぶ茶屋はどこも...
2018/04/24 06:07
見渡す限り雲一つない晴天、見事な松林を颯爽と駆け抜ける白馬、その馬上にはこれまた凛々しい将軍様・・・ご存知テレビドラマ「暴れん坊将軍」のオープニングだが、徳川吉宗をモデルにしたこの時代劇、実はこの...
2018/04/23 06:16
輪島塗の下地漆の調合の基本は「八分」であり、これは米糊10に対して漆が8の割合の事を指す。そしてこの割合を基本に品物に応じて漆の分量を調整するが、一般的にこの割合より少ない漆の分量は漆とは呼ばず、...
2018/04/22 06:07
今の時代で時間と言えば、それは数字や一定の事柄が経過することをさすが、では古代の人々の時間の感覚は現代と同じものだったのだろうか。.例えば「日本書紀」、ここに「ニニギノミコト」が日向の地に天から降臨...
2018/04/21 06:15
上塗り漆は通常「くろめ」と言う作業や精製で水分が飛ばされる為、経年劣化による乾燥速度の後退などは原液である生漆よりも少ないが、生漆(きうるし)は一般的に1年が使用限度期間であり、厳密に言うなら梅雨...
2018/04/17 07:05
その記憶は非常に曖昧だが、ある夏の暑い日、恐らく4・5歳だった私は祖母に手を引かれ、ジリジリ照り付ける太陽の熱で逃げ水が走り、ゆらゆら陽炎が立っている道を歩いていた。. 当時のこの辺の道路はまだコン...
2018/04/16 07:13
平安時代の貴重品として一番に挙げられるものは「絹」であり、これは粗食に耐えても着るものに金をかけた律令国家の伝統が花開いた結果だった。.官僚制度と言う一種「閉じた社会」の中で個性を仕事に求めるなら、...
2018/04/12 22:57
冬は風に拠って始まり、風に終わる。11月中頃か後半、日本海を低気圧が急激に発達しながら進み強風が吹き荒れ、雹(ひょう)や霰(あられ)が「からんからん」と音を立てて瓦を叩き、こうした事が連続するようにな...
2018/04/04 22:04
全ての物質はエネルギーである事から、この地球で人間が作るものは、最初からゴミになることが決定しているものである。.物質の変化はそのエネルギーの質が汎用性を失って行く過程と言え、例えば石油などがプラス...
2018/03/28 09:47
私は好んで輪島塗やその技術を「中庸」(ちゅうよう)と表現しているが、「中庸」とは物事の中間や妥協点を意味しているのではなく、「常」や「凡」を意図したもので、それは古典中国思想の「徳」の概念を基本に...
2018/03/26 19:44
柿シブが漆器の下地材として登場して来るのは900年頃、実際に他の用途で使われ始めたのは600年頃と言われているが、これは日本独特の塗料であり、漆そのものには抗菌作用は無いが柿シブ...
2018/03/24 07:21
神社でお供え物を乗せる際に使用する「三方」(さんぼう)などは、その上部盆状の構造が縁よりも底の板が外に出る構造になり、その下に高い台が付いているが、こうした構造は元々上部の盆状の構造と高い台が分離...
2018/03/16 05:42
世界三大テノールと評されたイタリアのLuciano Pavarotti(ルチアーノ・パヴァロッティ)は2007年9月6日、その71歳の生涯を終えたが、彼は生前多くのオペラ以外の音楽ジャンルとのコラボレーションを残し...